鉄のフライパンのその後
去年、鉄のフライパンがほしいという記事を書きました。
結局、その後買ったのはこれ。フライパンが欲しいと言いながら、炒め鍋を買いました。フライパンより深みがあります。大人ふたり暮らしで26cm。ちょっと大きい気もしますが、野菜をどっさり炒めたりするのにはこのくらいの大きさでちょうどよかったです。
買ったあとに読んだ雑誌のフライパン比較の特集で、このフライパンのランキングはなんと15個中の15位!最下位じゃないか・・・。
多少ショックを受けたものの、その結果とは裏腹にその後の使い心地は上々で、私のお気に入りの鍋となりました。
1年経った今はこんな感じ。
正直、綺麗に使えてるとは言えないのかもしれない(汗)
でもこれでも具材がこびりついたりすることはめったにないです。めったに。
鉄鍋は、取り扱いが難しくお手入れも面倒、という印象があるようですが、実家の母が普通に鉄の炒め鍋を使っていたこともあり、私にはその印象はほとんどありません。実際に自分で買った鉄鍋も、当時母が使っていたものと変わらない扱いで問題なく使えています。
鉄鍋をIHコンロで使うと、底面ばかりが熱せられるので底面がゆがんでしまったりすることがあるらしいですが、今のところその徴候もなし。極めて順調。
コツは油ならしと油返し。
この2つを必ずやれば何の問題もありません。難しいくないし、多少時間がかかるとせいぜい5分程度じゃないかなぁ。商品に同梱されている説明書にやり方が書いてあります。
買って、初めて使うときに行うのが「油ならし」。使っているうちにこびりつくようになってきた時にもこの方法は有効。
- 油を鍋の深さの1/3くらいまで入れて、弱火で5分ほど熱します。
- 火を止めて、油をオイルポットなどの容器に戻します。
- キッチンペーパーなどで、鍋の内側に残っている油を、まんべんなく擦りこむように拭いて下さい。
毎回使う前に行う準備が「油返し」。
- フライパンをコンロに乗せ、中火で充分に温めます。
- 油をたっぷり(お玉1杯ほど)入れ、フライパンの肌に油をなじませます。
- 油が熱くなり、フライパンに充分なじんだら、油をオイルポットに戻します。これが”油返し”です。この後、調理に必要な量の油を入れて調理開始です。
あとは、調理用の油をしっかり温めること。煙が立つくらいまで温めます。
それから、調理後に洗うときは洗剤を使わないこと。あまり神経質になる必要はないけれど、水やお湯で十分キレイになります。もし焦げ付いたりした時は、洗剤で落とすのではなくたわしでゴシゴシ。
欠点は重いこと。
これは仕方がないですねぇ。なんせ鉄なので。重いに決まってる。鍋だけで重いのにそこに具材が入りますからね。中華料理屋さんのような「振り」は女性にはなかなか難しいと思います。しかたがないので、私は鍋は置いたままでフライ返しと菜箸でわっさわっさと炒めています。
あと、注ぎ口が左側についているのも使いにくく感じる点。
料理が完成してお皿に移すとき、左手で鍋、右手に菜箸や木べらなどを持って、右側にお皿を置いて移すわけですが、その時に注ぎ口が右側についているといいなぁと思います。私は右利きですが、鍋から移す時の動作が普通の人と逆なのかなぁ・・・。
オプションでこの辺もあると便利。
蓋。
蓋があると炒めものだけじゃなくちょっと蒸したりとかもできるし。サイズのあう別の鍋の蓋でも構わないと思います。
あとはこの辺かな。
鉄鍋、ぜひおすすめします。